review notes
ミステリーとしての読みどころ
黄金期の本格ミステリ。「不可能犯罪の巨匠」ジョン・ディクスン・カーの代表的な探偵、ギデオン・フェル博士が登場するシリーズの一編。
舞台はロンドンの時計師の家。物語は、時計の針を凶器に首を刺された死体をめぐって動き出す。しかも被害者は、別の殺人事件を追ってこの家にやって来ていた刑事だった。家に居合わせた人々が次々と容疑の渦に巻き込まれ、事件は容易には解けない様相を呈していく。
題名の「死時計」は、時計にまつわる古い言い回しを踏まえたもの。緻密に練り上げられた計画と、多すぎるほどの容疑者が絡み合う筋立ては、当時の評でも「これほど手の込んだ犯罪はなかった」と評された。複雑に絡んだ糸を、フェル博士が一本ずつ解いていく。
(出典: 東京創元社 書誌ページ / Wikipedia "Death-Watch" ほか英語圏書評)
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