review notes
ミステリーとしての読みどころ
不可能犯罪の巨匠ジョン・ディクスン・カーの妙技を、短い枚数で味わえる短編集です。
表題作「妖魔の森の家」は、密室からの人間消失を描いた名短編として知られています。人里離れた森の一軒家で、内側から戸締まりされた部屋から少女が忽然と姿を消す。そしてそれから二十年後、同じ場所で似た状況が再び繰り返される――。発端の謎と、意外にして理にかなった解決が、わずかな枚数のなかに凝縮されています。ポオ以降の短編推理小説史でも屈指の一編と評されてきました。
本書にはこのほか、密室で判事が撃たれる中編「第三の銃弾」の短縮版など、不可能状況を扱った作品が収められています。
(出典: 東京創元社「カー短編全集」 / classicmystery.blog 書評 / A Crime is Afoot 書評)
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