Top Reviews 第三の銃弾 完全版
REVIEW · 書評
N° 410 · 2026-07-02
第三の銃弾 完全版 表紙画像
黄金期米国古典

第三の銃弾 完全版

カーター・ディクスン / 早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
" 密室で判事を撃った「第三の銃弾」の謎。短縮前の全長で甦る本格中編。
#不可能犯罪#黄金期の薫り#論理の切れ味
Amazon で読む
本ページのリンクは Amazon アソシエイト・プログラムにより収益を得ています
📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

密室と弾道の謎を扱った、ジョン・ディクスン・カーによる本格中編。カーター・ディクスン名義で1937年に発表されました。

物語は、密室で退官判事が射殺されるところから始まります。室内には拳銃を握る青年がいて、花瓶にはさらにもう一挺の銃も隠されていた。ところが、致命傷を与えた弾丸はそのどちらの銃から発射されたものでもない。では、いったい誰が「第三の銃弾」を撃ったのか。事件に挑むのは、のちにカーの短編で活躍する名探偵の原型ともいわれるマーキス大佐です。

本作は、エラリー・クイーンのフレデリック・ダネイが雑誌掲載時に約8割へ切り詰めた短縮版が長く親しまれてきました。この「完全版」は、その短縮以前の本来の分量を訳出したものです。

(出典: Wikipedia「The Third Bullet (novel)」 / 日本語版Wikipedia「第三の銃弾」 / classicmystery.blog 書評)

❦ ❦ ❦

書誌情報

出版社
早川書房 / ハヤカワ・ミステリ文庫
原書刊行年
1937
邦訳刊行年
2001
ISBN-13
9784150704117
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの