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REVIEW · 書評
N° 224 · 2026-06-26
テニスコートの殺人 表紙画像
黄金期米国古典

テニスコートの殺人

ジョン・ディクスン・カー / 東京創元社(創元推理文庫)
" 雨上がりのコートに残る足跡は一人分のみ――「足跡のない殺人」に挑むフェル博士もの。
#黄金期の薫り#名探偵に身を任せる
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📝 書評 世評・資料をもとに、当サイトの選書基準で構成した書評です ✓ 結末・犯人・トリックの種類には触れていません
review notes

ミステリーとしての読みどころ

不可能状況の謎解きで知られるカーが、開けた屋外を舞台に挑んだ本格ミステリです。

物語は、社交的なテニスの試合が雷雨で中断されたあとに始まります。雨上がりのクレーコートの中央で、男が絞殺死体となって発見される。柔らかく濡れた土の上に残る足跡は、被害者自身がコートへ向かったものだけ――誰がどうやって、という不可解な状況にギデオン・フェル博士が向き合います。

1939年発表のフェル博士もので、創元推理文庫の旧訳題は『テニスコートの謎』でした。怪奇趣味で名高いカーですが、本作は超自然の道具立てを排し、雨で一面まっさらになったコートという舞台設定そのものを謎の核に据えた一作として知られています。

(出典: 英語版Wikipedia "The Problem of the Wire Cage" / Wikipedia「テニスコートの殺人」)

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書誌情報

出版社
東京創元社 / 創元推理文庫
原書刊行年
1939
邦訳刊行年
1939
系譜
黄金期米国古典 / 名探偵もの · シリーズ探偵物